〜焦らず一歩ずつ、後悔しない準備を〜
突然訪れる「家族の介護」。
何から始めたらいいのか、誰に相談したらいいのか、戸惑うのが普通です。
今回は、介護が必要になったとき、まず最初に行うべき5つのステップをわかりやすく紹介します。
1. 介護が必要な状態かどうか確認する
「最近、歩くのがしんどそう」「物忘れが目立ってきた」
こうした変化に気づいたら、まずは医療機関での診断を受けるのが第一歩。
チェックポイント
- 日常生活に支障が出ていないか
- 認知機能や身体機能の低下はないか
病院で診察を受け、客観的な診断を得ることが重要です。
2. 介護認定の申請を行う
介護保険制度を利用するには、「要介護認定」の申請が必要です。
申請の流れ
- 市区町村の窓口に申請
- 認定調査と主治医の意見書
- 約1ヶ月後に要支援・要介護の認定が届く
補足
申請は本人でも家族でも可能。
申請時に困ったら地域包括支援センターに相談するとスムーズです。
3. ケアマネジャーに相談する
要介護認定後、介護サービスを利用するために必要なのがケアプランの作成。
これを担当するのが、介護の専門職「ケアマネジャー(介護支援専門員)」です。
ケアマネの役割
- 本人や家族の希望をヒアリング
- 状況に応じた介護サービスの提案
- 関係機関との調整や手配
「一人で抱えない」ための心強い味方です!
4. 家族で話し合い、介護の方針を決める
「誰が面倒を見るのか」「施設か在宅か」「費用はどうするのか」など、家族間でのすり合わせが必要です。
話し合いのポイント
- 役割分担(通院の付き添い、金銭管理など)
- 家族の負担感や仕事との両立
- 本人の希望を尊重
感情的にならず、現実的に話すことがカギです。
5. 利用できる制度や支援を調べる
介護には公的支援が多く用意されています。知らないと損をすることも…。
主な支援制度
- 介護保険サービス(訪問介護、デイサービスなど)
- 高額介護サービス費制度
- おむつ代の補助、住宅改修助成 など
お住まいの自治体によって異なるので、市区町村や地域包括支援センターに確認してみましょう。
🥒ゴーヤ先生の豆知識
🧓「介護のスタートは“情報戦”や!知らんと損する制度もいっぱいあるで」
まずは“ケアマネジャー”と“地域包括支援センター”、この2つの言葉を覚えてな。
どちらも無料で相談できる頼れる存在やから、早めに動いてや〜!
まとめ:まずは「知る」ことから
介護は突然やってくることが多く、気持ちがついていかないこともあります。
でも、「知ること」「相談すること」から始めれば、必ず道は開けます。
今回ご紹介した5つのステップを押さえて、慌てず、後悔しない介護の一歩を踏み出していきましょう。
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