使い方と知っておくべきポイントをわかりやすく解説!
高齢の家族に介護が必要になったとき、仕事との両立に悩む人は多いはず。
そんなときに活用したいのが【介護休暇制度】です。
「制度の内容が難しくてよくわからない」
「いつ、どんなときに使えるの?」
そんな疑問を、この記事でスッキリ解消しましょう!
◆ 介護休暇制度とは?
介護休暇制度とは、家族の介護が必要なときに、一定の休暇を取得できる制度で、労働基準法および育児・介護休業法に基づいています。
◆ 対象となる「家族」とは?
介護休暇の対象となるのは、次のような「要介護状態」の家族です。
- 配偶者(内縁関係含む)
- 父母、子、配偶者の父母
- 祖父母、兄弟姉妹、孫
💡「同居していなくてもOK」「別世帯でもOK」
◆ 介護休暇の内容
内容 | 詳細 |
---|---|
取得できる日数 | 1年度につき、対象家族1人あたり5日間(2人以上なら10日間) |
取得単位 | 1日単位または半日単位で取得可能 |
対象者 | 原則、雇用期間6ヶ月以上・週3日以上勤務の労働者 |
賃金 | 原則、無給(ただし企業によって有給もあり) |
◆ よくある質問 Q&A
Q. 「要介護状態」ってどこからが対象?
A. 介護保険の要介護認定を受けていなくてもOK。
医師の診断書や意見書で「2週間以上の介護が必要」と判断される状態が対象になります。
Q. 「会社に言いにくい…」対処法は?
A. 制度は法律に基づいた労働者の権利。
まずは人事部や総務部に「相談」という形で話してみるのがおすすめです。
企業によっては「介護支援制度パンフレット」などを準備していることもあります。
Q. 介護休暇と介護休業の違いは?
項目 | 介護休暇 | 介護休業 |
---|---|---|
目的 | 一時的な通院付き添いなど | 長期的な在宅介護など |
日数 | 年5日(2人以上で10日) | 最大93日間(分割取得可能) |
単位 | 1日・半日 | 原則連続 |
◆ 活用シーン例
- 通院の付き添い
- 福祉用具のレンタルや住宅改修の立ち会い
- 介護サービスの説明を受ける日
- 急な体調不良での在宅介護対応
◆ 申請方法は?
- 会社に「介護休暇を取りたい」と伝える
- 書類提出(申請書・医師の診断書など)
- 人事部門の確認を経て、取得へ
💡会社によって申請方法は異なるので、就業規則を確認しましょう!
🥒 ゴーヤ先生の豆知識
「無理して抱え込んだら、共倒れになるさかいな!
使える制度はどんどん使って、みんなで支える介護を目指すんやで~!」
◆ 最後に:介護は“ひとりで背負わない”ことが大切
介護は長丁場。真面目な人ほど無理をして、体も心も疲れてしまいます。
だからこそ、制度やサービスをうまく使うことが、家族を守る第一歩なんです。
まずは一度、勤務先の制度や社会保険の窓口を確認してみましょう。
「知らなかった!」ではもったいない、使える制度はたくさんありますよ!
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