近年、資産運用の新しい手法として注目されているのが「クレジットカード積立」。投資信託を積立する際にクレジットカードで決済することで、ポイント還元を受けながら投資ができるという仕組みです。
「本当にお得なの?」「ポイントってどれくらい貯まるの?」と気になる方も多いはず。今回は、クレカ積立の仕組みから注意点、お得な使い方まで、初心者にもわかりやすく解説します。
クレジットカード積立とは?
クレジットカード積立とは、証券会社で投資信託を毎月一定額ずつ積み立てる際に、支払いをクレジットカード経由にする方法です。
通常、証券口座から直接引き落としされる投資信託の買付ですが、クレカ払いにすることで1〜1.1%前後のポイントが還元されるのが魅力。たとえば、月5万円積み立てると、年間6,000円相当のポイントが貯まります。
主要証券会社と対応カードの比較
証券会社 | 対応クレカ | 還元率 | 月額上限 | 備考 |
---|---|---|---|---|
楽天証券 | 楽天カード | 1.0% | 50,000円 | 楽天キャッシュ利用で+0.5%も可能 |
SBI証券 | 三井住友カード | 最大5.0%(プラチナカード) | 50,000円 | 通常カードは0.5〜1.0% |
マネックス証券 | マネックスカード | 1.1% | 50,000円 | 高還元が魅力 |
auカブコム証券 | au PAYカード | 1.0% | 50,000円 | Pontaポイントが貯まる |
特に楽天証券×楽天カード、SBI証券×三井住友カードは王道の組み合わせで、多くの個人投資家に支持されています。
クレカ積立が「お得」な理由
1. ポイントで“実質利回り”が上乗せされる
投資信託の利回りに加え、毎月確実に還元されるポイントがあるため、実質的なリターンが増えます。例えば、利回り年3%+ポイント1%=実質4%の運用とも言えます。
2. 手間いらずで自動化できる
一度設定すれば、毎月自動で積立&ポイント付与。つみたてNISAとの併用も可能で、貯金感覚で投資ができるのが大きなメリット。
3. ポイントの使い道も広がる
楽天ポイントやVポイントなどは、そのまま投資信託の購入に使える証券会社もあり、「投資で貯めて、投資で使う」という好循環も作れます。
注意点・デメリット
1. 上限額は月5万円まで
ほとんどの証券会社で、クレカ積立の上限は月5万円。それ以上積み立てたい場合は、別途口座引落を併用する必要があります。
2. クレカの利用枠に注意
積立分もクレカの利用枠に含まれるため、他の支払いと合わせて利用上限を超えないよう注意が必要です。
3. 投資信託の選択肢に制限がある場合も
一部証券会社では、クレカ積立対象商品が限定されていることも。自分が買いたいファンドが対応しているか、事前に確認しておきましょう。
おすすめの活用方法
✔ ポイント還元率を最大限に活かす
例えば、SBI証券では三井住友カード(ゴールドorプラチナ)を使えば、還元率を1.0〜5.0%まで引き上げることが可能。条件に合えば、年会費が実質無料になるカードもあるので要チェック。
✔ つみたてNISAと併用する
つみたてNISAでもクレカ積立が利用できる証券会社が増えています。非課税で運用しつつポイントも獲得できるので、二重にお得です。
結論:クレカ積立は「やらない理由がない」資産形成術
クレジットカード積立は、投資信託の積立にポイント還元という“+αのリターン”を付ける、非常に効率の良い方法です。設定は一度だけでOK、あとは毎月ほったらかしでも資産が増え、ポイントも貯まるというのは魅力的ですよね。
ただし、証券会社やカードの種類によって還元率や設定方法が異なるので、自分に合った組み合わせを選ぶことがポイントです。
これから投資を始める方や、現金積立をしている方も、ぜひクレカ積立の導入を検討してみてください。
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