副業やフリーランスの広がりにより、「マイクロ法人」という言葉を耳にする機会が増えました。でも、実際にはどんな制度で、どういう人に向いているのでしょうか?
今回は、マイクロ法人の基本から、設立のメリット・デメリット、向いている人の特徴まで詳しく解説します。
📌 そもそもマイクロ法人とは?
マイクロ法人とは、最小限の人員で運営される小規模法人のこと。基本的に役員1人(代表取締役のみ)で、従業員を雇わずに法人を設立・運営します。
個人事業主とは異なり、法人格を持つことで会社として活動することが可能になります。
✅ マイクロ法人のメリット
① 社会保険料の節約が可能
個人事業主として国民健康保険に加入していると、収入が上がるほど保険料が高くなります。一方、マイクロ法人では役員報酬を最小限(例:月5万円)に設定すれば、社会保険料を大幅に抑えることができます。
💡 ゴーヤ先生の豆知識
社会保険料は「役員報酬」で決まるよ。収入が多くても報酬が低ければ保険料も低く済む仕組みなんだ!
② 所得の分散が可能(節税対策)
例えば、個人で年収800万円だと高い税率がかかりますが、法人と個人に収入を分散させることで、法人税+所得税の合計が抑えられるケースがあります。
③ 経費として計上できる範囲が広がる
法人にすると、個人よりも経費で落とせる項目が増えるのも大きなポイント。例えば、自宅を事務所にする際の家賃や、水道光熱費などの一部を経費にできる場合があります。
⚠️ マイクロ法人のデメリット
① 設立・運営にコストがかかる
会社を設立するには登記費用(約20万円前後)や、毎年の決算・法人税申告に税理士費用が必要になる場合があります。
② 社会保険への加入義務がある
法人を作ると、原則として社会保険に強制加入となります。節約できるとはいえ、まったく保険料がゼロになるわけではないので要注意です。
③ 手間と管理が増える
法人としての運営は、帳簿管理、税務処理、法人口座の運用など、個人事業よりも複雑な事務作業が増えます。
👤 マイクロ法人はこんな人におすすめ!
- 副業収入が年間300万円以上ある人
- 社会保険料を抑えたいフリーランス
- 節税に興味がある個人事業主
- 将来的にビジネスを拡大していきたいと考えている人
💭 まとめ|設立は「目的」が大切!
マイクロ法人には確かに節税や保険料対策のメリットがありますが、設立・運営にはコストや手間もかかることを忘れてはいけません。
単に「節税になりそう」と安易に始めるのではなく、自分の事業スタイルや将来設計と照らし合わせて検討することが大切です。
🍀 ゴーヤ先生のひとこと
マイクロ法人は“手段”であって“目的”じゃないゴーヤ!目的が明確なら、最強の武器になるゴーヤ〜!
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