〜あなたの心が壊れてしまう前に〜
高齢の親や配偶者、家族を介護する中で、「なんだか毎日しんどい…」「誰にもわかってもらえない…」と感じることはありませんか?
介護は身体だけでなく、心もすり減らすものです。
この記事では、「介護うつ」を防ぐために、今日からできるセルフケアの方法をお伝えします。
◆ 介護うつとは?
「介護うつ」とは、家族などを長期間にわたり介護する人が心身の限界を迎え、うつ状態になること。
よくある症状:
- 疲れが取れない
- 気分が落ち込む
- 食欲や睡眠の乱れ
- 介護される本人に対してイライラしてしまう
- 「消えてしまいたい」と感じる
家族のことを思うからこそ、自分を後回しにしてしまいがちですが、それが限界のサインに気づきにくくしてしまうのです。
◆ 今すぐできる!介護うつを防ぐセルフケア5選
① 「ひとりの時間」を確保する
たとえ10分でもOK。
テレビをつけず、スマホを見ず、静かな空間で深呼吸しましょう。
コーヒーをゆっくり飲むだけでも、気持ちはリセットされます。
👉 デイサービスやショートステイを上手に活用して、定期的に“自分時間”をつくることが鍵です。
② 相談できる相手を持つ
心のモヤモヤを吐き出すだけで、心が軽くなることがあります。
家族や友人だけでなく、地域包括支援センターや介護相談窓口、SNSコミュニティなど、同じ境遇の人ともつながりましょう。
③ 完璧を目指さない
介護は「〇〇すべき」と思いがちですが、あなたの体力・気力にも限界があります。
✅ 今日できなかったことがあっても自分を責めない
✅ 「できることを、できる範囲で」が一番大事
④ 専門家の力を借りる
ひとりで抱えないために、介護保険制度を活用した支援を取り入れましょう。
たとえば:
- 訪問介護
- デイサービス
- ショートステイ
- 福祉用具のレンタル
👉 ケアマネジャーは無料で相談できる強い味方。気軽に頼ってOKです。
⑤ 「笑う」「運動する」ことを意識する
介護中でも、意識的に笑う機会を作ることは、うつ予防に非常に有効です。
📺 お笑い番組を見る
📕 面白いマンガを読む
🚶♀️ 軽く散歩する、ラジオ体操をする
身体を動かすことで脳内にセロトニン(幸せホルモン)が分泌され、気分が前向きになります。
🥒ゴーヤ先生の豆知識
「“介護する人を支える”っちゅう視点、忘れたらアカンで!
日本の介護保険制度は、実は介護者の負担軽減も目的のひとつやねん。
“がんばりすぎる”人ほど、早めに相談してな!」
◆ 最後に:介護者こそ「守られるべき存在」
「家族だから頑張らなきゃ」
「私しかいないから」
そんな責任感が、心を押しつぶしてしまうこともあります。
でも、あなたが倒れてしまっては元も子もありません。
まずは、自分の心と身体を守ることからはじめましょう。
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